2022年度現在、土地利用研究室は11人が所属しています。研究室の学生は自分の興味のある都市などの都市計画やまちづくりに対して問題意識を持っています。自分の地元を研究対象地としている学生も多くいます。
研究室の学生は伝統的に夜遅くまで授業の課題やゼミのレジュメ作成をしています。研究室のみんなでよく外食に行ったり、卒業旅行に行く仲の良さがあります。論文の書き方や、参考文献の調べ方など分からないことがあれば、先輩方が時間を惜しんで教えてくれます。
研究室の方針は、とにかく自分の足で稼ぐことです。今のところ特に明文化されている決まり事はありません。
学期ごとの様相
春学期は週に1回の論文ゼミと自主ゼミがあります。論文ゼミでは、自身の関心や問題意識をもとに研究の構想や明らかにしたいことを追求します。この時期の論文ゼミは既往研究の把握と文献整理が中心になります。自主ゼミでは、都市計画制度の勉強や自身の関心のあるテーマの調査、輪読を通して知識を深めます。B4,M2は6月に3研究室合同ゼミ・7月に夏ゼミ、とそれぞれの準備・発表があります。M1は4月から9月まで、国際WS(サマースクール・オータムスクール)の事前準備が始まり、総力を挙げて本番までの6ヶ月間をこのプロジェクトに捧げます。学期の途中からは人によっては非常に忙しくなります。家に帰れない日が続くこともあるので、タイムマネジメントやセルフマネジメントを意識するようになります。
秋学期は卒業研究の調査が本格化します。B4、M2のほとんどは研究テーマが決定し、現地調査や資料収集、データ解析をします。論文ゼミでの先生の指導も週を増すごとに”チカラ”が入ります。10月には卒業研究の中間発表があります。
冬なると、卒業研究の最終発表と論文提出に向けて調査研究と執筆がピークを迎えます。不夜城の如く外から研究室の明かりがこうこうと輝いてみえます。人によっては何日も泊まりがけになります。論文の最終提出が終わると同時に、皆卒業旅行に行くため全世界に散らばります。
OB・OGとの交流
研究室では歴代OB・OGを7月に行われる夏ゼミや2月のサロン会に招待して、研究室の進行中のプロジェクトの紹介や各自の研究を紹介します。OBの方々による現場から見たの都市計画問題についてのレクチャーもあります。研究の進め方に助言を頂いたり、懇親会で現役学生と交流をふかめます。多くの先輩方は公務員や不動産、ディベロッパー、ゼネコンなどの都市計画の世界で活躍されています。